「子供に絵本を読みたいけど、何を読んだらいいんだろう?」
初めての子供だとわからないことが多くて、そんな風に悩んでいませんか?
私もそう思いました。
わたしは2歳児のママで、今では、毎週10冊以上の絵本を図書館で借りて、毎日10冊くらい読み聞かせしています。
そこで、たくさんの絵本を読んできた私なりの絵本の選び方をご紹介したいと思います。
なにか一つでも参考になればうれしいです。
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どんな風に絵本を選んだか?
モンテッソーリ教育で推奨される「現実に即した」絵本を選んだ
私は育児にモンテッソーリ教育を取り入れたいと思っていたので、
基本的にはモンテッソーリ教育の考えに沿った絵本選びを心掛けていました。
モンテッソーリ教育では「現実に即した」内容の絵本が推奨されているため、
二足歩行の動物や服を着た動物の物語のものは避けるようにしていました。
フィクションの絵本も3割くらい取り入れた
現実に即したものしか読まなかったのかというと、そうではありません。
最初は悩みましたが、
プレゼントでいただいた本や、
夫が大好きだったノンタンの絵本は0歳の時から読んでいました。
(モンテッソーリ教育の先生も「現実に即していないから読んではだめ」というわけではないと言っていました。)
我が家では、
- 「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ
- 「こぐまちゃん」シリーズ
- 「赤ちゃん版ノンタン」シリーズ
などの絵本を0歳から読んでいました。
イメージとしては、7割現実に即した内容のもの、3割フィクションのものという感じでした。
現実に即した絵本かどうの確認方法は?
図書館で中身をパラパラと見て、
二足歩行の動物がいないかや、
人が空を飛ぶなどのあり得ない設定が出てこないかを確認しました。
(パラパラ見るだけなので、失敗したことも多々ありました。)
1歳10か月くらいからフィクションの内容のものを増やした
モンテッソーリ教育では、
0~3歳ごろまでは、環境に適応していくために、現実を知るということが発達上とても大事。
https://montessoriparents.jp/journal/tips-for-choosing-picture-book-and-15-recommendations/
としています。
それなので、モンテッソーリ教育的には0~3歳までは現実に即した内容メインで絵本選びをするのを推奨しています。
ただ、自分の場合は、娘が1歳10か月くらいになって
- 娘の理解力が上がった
- 少し文章の長いストーリー性のある絵本も読めるようになった
- ストーリー性のある絵本にノンフィクションのものが少ない
- フィクションというものを少しは理解していそう
と感じました。
娘の理解力が上がって読める絵本が増えたので、
絵本の幅を広げるため、フィクションの内容のものを増やしました。
ただ、なんでもオッケーというよりは、
- 子供または親が興味を惹かれたもの
- 文章がすこし長くて物語性があるもの
- 他に代替できるものがあるようなフィクションの絵本は避ける
という条件でフィクションの内容の絵本も多く取り入れています。
イメージとしては、現実に即した内容のものとフィクションのものが半々という感じで選びました。
興味を持ってもらいたいものを読んだ
現実に即した内容という以外の絵本選びのポイントは、
興味を持ってもらいたいものを読みました。
例えば、離乳食を食べる時期になったら、食べ物や食べることがテーマの絵本を読んだり、
歩いてくれないかなと思ったら歩くことがテーマの絵本を選びました。
「この世の中にはこんなものがあるんだよ~」と赤ちゃんに紹介する気持ちで本を選びました。
食べることに興味を持ってもらいたいときにおススメの絵本↓
食べ物がテーマのおススメの絵本↓
歩くことがテーマの絵本↓
具体的に、いつごろどんな絵本を選んだ?
子供の発達には個人差が大きいです。月齢は参考までに考えて頂けると幸いですが、
こんな時期にこんな絵本を読んだというのをご紹介します。
0歳0か月~
コントラストの強い絵本をよくみてくれました。
よく見せていたのはこんな↓絵本です。
0歳5か月~
このころから図書館通いを始めました。
このころは、絵本への興味も薄く、物事の理解も低い時期。
よく読んだ本は、
- 図形の絵本や形と音が楽しめる絵本
- ものの名前を紹介するような絵本
- 福音館書店の0・1・2絵本
をよく読みました。
図形の絵本や形と音が楽しめる絵本は、元永 定正さんが多くの絵本を出しています。
ものの名前を紹介するような絵本↓
「りんごです」の繰り返しだけで構成された絵本。他にも同じシリーズで「ばななです」「いちごです」(川端 誠/作 文化出版局)があります。
コップちゃんを何回も繰り返して、最後はコップにジュースを入れて乾杯して飲むというお話。コップのことがよく分かる絵本だと思います。同じシリーズで、「スプーンさん」「くつしたくん」(中川 ひろたか/文 100%ORANGE/絵 ブロンズ新社)もあります。
福音館書店の0・1・2絵本は文章が短く、ボードブックでできていて赤ちゃんに読むのにピッタリだと思います。(ただし、フィクションの内容も結構多いです。)
福音館書店の0・1・2絵本の娘のお気に入りの絵本↓
10か月くらい~
このころからすこしリアクションが出るようになってきました。
この時期に娘が好きだったのは、
- 笑顔の絵本
- 「ぷっぷっぷ~」などのはじめてであうえほんシリーズ(いしづちひろ 作 くろざわゆうこ 絵 くもん出版)
- 「あーんあんのえほん」や「いやだいやだのえほん」シリーズ(せなけいこ 作 福音館書店)
です。
特に、せなけいこさんの絵本は独特のちぎり貼り絵が魅力的なのか、憑りつかれたかのように何回も読んでとせがまれました。
笑顔の絵本のおすすめ↓
- あっはっは 川之上 英子 川之上 健 /作・絵 岩崎書店
- にっこりにこにこ 風木 一人/作 市原 淳/絵 講談社
- みーんなはははっ オームラトモコ/作 アリス館
くもんの「はじめてであうえほんシリーズ」
せなけいこさんの絵本
内容がフィクションのものも多いです。(「ふうせんねこ」と「きれいなはこ」は内容が怖いです…。)
おすすめはこちら↓
体がたくさん動かせるようになったら
娘は1歳3か月で歩けるようになりました。
このころは、体を動かす絵本を楽しみました。
「ぺんぎんたいそう」(齋藤 槙 作 福音館書店)は首を伸ばしたり、腕をパタパタさせたり動きがやさしめなので1歳前半くらいの子供から楽しめます。
「どうぶつまねっこたいそう」(大森裕子 作, 内藤久士 監修, 巣立隆宏 監修 交通新聞社)はクマやワニの歩き方を真似たりして結構ハードな全身運動になります。
まねっこ遊びも好きで、だるまさんシリーズ(かがくい ひろし 作 ブロンズ新社)をみながら、だるまさんの動きを真似して遊ぶのがすごく楽しかったです。
1歳10か月くらい~
このころから、1段階上に理解が深まった気がしました。
以前より文章量の多いストーリー性のある絵本にチャレンジして読んで、よく聞いてくれました。
- ショコラちゃんシリーズ(中川 ひろたか 文, はた こうしろう 絵 講談社)
- 14ひきのシリーズ(いわむら かずお 作 童心社)
- ペネロペ シリーズ(アン・グットマン 文, ゲオルグ・ハレンスレーベン 絵,ひがし かずこ 翻訳 岩崎書店)
を読み始めました。
2歳になって言葉が喋れるようになると、ショコラちゃんやペネロペの絵本が好きだと教えてくれました。
どの絵本も絵が本当に素敵です!わたしも大好きです。
2歳ちょうどくらい~
このから、歌やダンスが好きになったので、手遊び歌の本をよく読みました。
こちら↓の絵本がおススメです。かわいいキャラクターと一緒に手遊びできます。
くもんの推薦図書が参考になる
迷った人は、くもんの推薦図書を読むのもおすすめです!
くもんの推薦図書とは、
”古今東西の優れた図書の中から、子ども達に人気が高く、内容的にも優れている本から650冊を選りすぐったもの”
https://www.kumon.ne.jp/dokusho/suisen/
です。
私もできるだけこのリストの絵本を読むようにしています。
また、佐藤亮子さんの幼児教育の本にもおすすめの絵本リストがあるので、そのリストを見るのもいいと思います。
こちら↓の本におすすめの絵本リストがあります。内容もとても参考になります。
まとめ
私の絵本選びのやり方をまとめると以下のようになります。
- 0~1歳9ヶ月くらいまでは現実に即した内容のものを図書館で中身を確認して選んでいた
- 0~1歳9ヶ月くらいの間でも親の好きなものはファンタジーでも読んだ
- 1歳10ヶ月くらいから現実に即したもの以外でも子供・親が好きで前より文章量の増えた絵本は率先して読んだ
- 「この世の中にはこんなものがあるんだよ~」と興味を持ってもらいたいものを読んだ
- くもんの推薦図書や佐藤亮子さんのおすすめ絵本リストを絵本選びの参考にした
ぜひ参考にしてみてください。絵本選びの楽しさを共有できることを願っています。
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